香港で新型インフルエンザ感染確認　と日本の報道の仕方：ハクナマタタ生活

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香港で新型インフルエンザ感染確認　と日本の報道の仕方　[香港] [編集]

昨夜の「香港で新型インフルエンザ（インフルエンザA型 H1N1）の感染者を確認」というニュースには驚きました。。。

ホテルの映像をみたとき、チラっとガラスに「M」のマークが見えて、またメトロパークホテル！と思いましたが、やはり湾仔のメトロパークホテルだったようです。

SARSのときは、九龍のメトロパークホテル。ホテル側の責任ではないにも関わらず、こういった「発症したホテル」というイメージがついてしまうのは、ホテル側、従業員にはつらいですよね。

在香港日本国総領事館　ホームページ　
http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/index02.html

香港の場合は、感染者と確定された段階で、患者の詳細、ホテル名が公表され、しかるべき対応がなされているようですが、それにしても、日本のマスコミの過剰な報道は、どうかと思います。

まるで、劇場型。。。

感染が疑われただけで、高校生が在籍する高校は、学校名が分かるような報道。また、横浜の開国博Y150に向かう人に、「横浜で感染者の疑いがある人が見つかったみたいですが、ご存知ですか？マスクしなくて大丈夫ですか？」と次々インタビューして不安を煽る。

とくに、大問題だと思ったのが、アメリカから名古屋に帰国した男性会社員の件で、未確定段階であるにも関わらず、会社名まで報道されたこと。会社、業種によっては、多大な風評被害が起きかねないと思います。

とくにホテルや飲食店は、疑惑が晴れても、一定期間のイメージの低下は否めません。場合によっては、廃業になる可能性すらあります。従業員やその家族にとっては、新型インフルエンザの被害よりも甚大な影響を与えかねません。O157やダイオキシン、狂牛病問題のときの過ちを繰り返しそうで不安です。

確定した段階でも、慎重を期すべき情報を、疑惑の段階であたかも「日本初の感染者か？」というタイトルとともに全国放送。国が「落ち着いて行動してください。」というべきなのは、まず報道側ではと思ってしまいます。

こういった報道が続くと、企業側も、感染者発生国の駐在員への対応に過剰反応せざるをえなくなりそうで心配です。なにはともあれ、無事収束に向かって欲しいですね。