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NHK BS1 ドキュメンタリーWAVE 「香港・さまよえる貧困高齢者たち」が放送予定  [香港]

今週末、NHK BS1 ドキュメンタリーWAVE にて「香港・さまよえる貧困高齢者たち」が放送予定です。

ドキュメンタリーWAVE 公式HP  
http://www.nhk.or.jp/documentary/

「香港・さまよえる貧困高齢者たち」

初回放送 2月16日(土) 22:00~22:49 
再放送   2月17日(日) 11:00~11:49
再々放送 2月22日(金) 18:00~18:49

今、香港が高齢者の貧困問題で揺れている。香港の高齢者95万人のうち、3人に1人が月額2万円以下で生活している。貧困高齢者の数は97年の香港返還以降、ほぼ倍増。 その背景には、中国本土との経済力の逆転がある。中国の経済発展と反比例するように、香港の製造業は空洞化、多くの工場労働者が低所得に追い込まれた。 一方、貧困高齢者の激増とは裏腹に、今や香港は世界一の長寿国である。女性の平均寿命86.7歳、2011年、日本を追い越して男女とも世界一となった。皮肉にもこのことが貧困高齢者の増加に拍車をかけている。 かつて香港には、現役時代、資産を貯め込み、老後は物価の安い大陸で余生を過ごすという、人生モデルがあった。それが香港の優位性が失われ破綻、貧困のまま香港にとどまらざるを得なくなった。香港の高齢化社会の影を検証する。


繁華街を歩くと、物乞いをされる高齢の方の姿をしばしば見かけました。そのような背景もあったんですね。

この番組の趣旨とは少しそれるかもしれませんが、以前、馴染みの居酒屋のおじいさんに、隣の方が「定年後も手に職で仕事ができるのはいいですね。」と話かけた際の会話を思い出します。

「サラリーマンの方は、恵まれていると思うよ。自営業の場合、国民年金は満額納めても、夫婦2人で多くても13万円 どちらかが、亡くなれば6万円ちょっとの年金しかないんだよ。もちろん見慣れた顔が楽しそうに飲み食いしている姿を見るのが好きというのもある。ただ、年金だけでは正直生活苦しいから、働くというの理由が強いよ。この歳だと、身体もきついから、お金の心配がなければ、夫婦2人でゆっくりしたいというのが本音だけどね。」

といった話をされていました。国民年金は、掛け金の上限が少なく支給額も少なくる背景もありますが、貯蓄がなく、1人世帯になった場合、6万円の支給では、家賃を払う状況であれば、かなり厳しい生活をせざるを得ません。それこそ、月額2万円以下での生活の可能性さえあります。

年金の支給年齢が上がっていくことを反映して、今年から希望する社員を65歳まで雇用することを企業に義務付ける法律が施行されることになっています。30年後の年金制度がどうなっているかは、分かりませんが、現在よりも厳しい環境になっている可能性のほうが高いことは、同世代では共通の認識かと思いますん。

番組は、香港の現状の特集ですが、あながち日本でも現実味を帯びている世界ではないかと感じてしまいます。

タグ:香港
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