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桜満開 それぞれのDream comes true  槇原敬之の「遠く遠く」を聴きながら [日記]

満開の桜が咲き誇る日、大学時代の友人ふたりの結婚式に参加してきました。同じサークルのメンバーの結婚式だったので、大学の同窓会のような雰囲気。

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結婚式会場では、就職活動中と思われる学生達が多数いました。どうやら、ホテルが採用面接会場だったようです。厳しい就職環境なので、なかなか思い通りにいかないことも多いかもしれませんが、頑張って欲しいです。

そんな就職活動の様子と結婚式で感じたことがありました。

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就職氷河期という中、大学卒業後、希望の業界に入れ、希望の職種に配属された奥さんの喜ぶ姿を思い出します。その後、猛烈に働き、社内でも評判になるほどの成果を残してきました。しかし、この結婚を期に、勤務地が離れている旦那さんのもとへ行くために彼女は、現在の会社を退社することになったという話を先日聞きました。

「彼女は、本当に優秀な社員で、手放したくなく、何度も説得をした。退職は、彼女も相当悩んだ末の決断。だから、今日は、素直に言いたい。おめでとう!」

上司のスピーチに涙するふたりをみて、お互い辛かったんだろうなと感じました。

遠距離恋愛を続けながら、一時はしばらくの間、別居婚も考えたそうです。でも、一緒に生活をしない結婚って何?、一緒にいたいし、子供も欲しい。という思いが強くなり、彼のもとに行くことを決めたそうです。また、会社の制度上、旦那さんの住む海外赴任先で、同じ会社で同じ職種につくことはできなかったそうです。

旦那さんも、「彼女が仕事を続け、僕が東京の職場に職種を変えて異動、もしくは転職するという選択肢もある。でも、自分の夢だった現在の仕事をあきらめきれなかった。彼女が一緒に生活してくれるのは、嬉しくもあり悲しくもある。」

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心が痛みました。自分が同じ立場だったら、やはり今の仕事は辞めるというのは難しいです。

披露宴後の2次会、3次会では、この「相手の転勤、結婚・妊娠を機に仕事を辞めるか、辞めないか」という話題で、会社、業種、職種の違う男女間で多くの体験談が出てきました。

女性の意見は、「仕事は辞めたくない。でも、彼女と同じ立場だったら辞めざるをえない。」というのが多い印象でした。また、「引き止められるというのは、幸せ。女性は、寿退社、妊娠を機に退社という雰囲気の職場だから正直うらやましい。」 「希望とは全く違う仕事を行っている。転職活動をしているが、決まらず。」 「介護や育児でも、同じような状況が実際おきている。」

そんな話をした翌日、宇宙に飛び立つ、宇宙飛行士の山崎直子さんのニュースを見て、以前放送された特集を思い出しました。

山崎直子さんの「宇宙へ行きたい」という夢を叶えてあげるために取った選択肢は、自分の夢だった仕事を諦め、アメリカに渡り、家庭を守り、直子さんを最大限応援できる環境にすること。そして、それが今の夢となった。

夢を諦めざるを得なくても、新しい環境で、次の夢や目標をまた見出し努力していくことができるということも、本当に大事なのかもしれません。

私が大好きな曲のひとつに、槇原敬之の「遠く遠く」があります。初めて聞いたとき、その歌詞の良さに感動した曲で、今でも心の応援ソングでもあります。

「大事なのは、変っていくこと、変らずにいること」
「ぼくの夢をかなえる場所はこの街と決めたから」

というフレーズがあるのですが、「最初に掲げた夢を追い続けること」と捉えていましたが、聴く人によっていろんな意味を持つのかもしれまん。




「彼の仕事」と「幸せな家庭」とという夢をかなえるために、新しい街、遠い国へと向かったふたりに贈りたいです。

昔の曲ですが、4月から新生活を始める学生や社会人の方、日本から遠く離れている駐在員の方にぜひ聞いて欲しいです。

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就職活動中の学生にも 桜が咲きますように。


タグ: 遠く遠く
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コメント 6

megu

大学時代のご友人のご結婚、おめでとうございます。
学生時代を共に過ごした仲間が結婚!なんて、ホントに素敵~♪

夢を叶える為には何かを諦めなくてはいけない事の方が多くて、両方手に入れるのは難しいものです。
そんな中で「引き止めてもらえる、別れを惜しんでくれる」というのは、何事にも変えられない幸せな事かと思います。
とても有能かつ人望が厚い方なのでしょうね。
新しい生活でも、おふたりの益々のご活躍をお祈りいたします。

桜の咲くこの時期は「出会い」「別れ」「希望」「挫折」など、色んな気持ちが錯綜する時期ですよね。
yuichiroyuさんのブログを拝見して、ワタシにしてはめずらしく「人生」について考えてしまいました…(笑)

by megu (2010-04-05 13:04) 

yuichiroyu

>meguさん
転勤、移動などで、みなさんそれぞれ、いろんな思いをめぐらせる時期なんでしょうね。

「人生いろいろ」って歌がふと浮かんでしまいましたw

結婚式は、昨年からラッシュなので、例の余興を含めて、毎回やっていますw 

by yuichiroyu (2010-04-08 00:30) 

Nico

yuichiroyuさん
はじめまして。
2月に香港赴任になった夫としばらく別居生活だったのですが、
離れ離れの中で今回の震災を経験し、やはり一緒に住むべきだと感じました。
一方でそのためにはやりがいを感じていた仕事を辞めねばならず、
4月末で私が泣く泣く仕事を退職し、先週から香港にやってきました。

まだ右も左も分からない中、香港のおいしいお店に行って自分を盛り上げようと色々検索していた中、こちらのブログに出会い、そしてこのトピックを読み、自分と重なるところがあったので、思わずコメントをさせて頂きました。

その後こちらのご夫婦、とくに奥様は新しい地での生活に新たな喜びを見出されたと祈ります。
また私も、香港に引っ越してきたことを何かの縁ととらえ、楽しみを見つけれいければなと思います。
by Nico (2011-05-17 18:53) 

yuichiroyu

>Nicoさん
はじめまして。香港生活をスタートされたんですね。大好きな仕事を退職せざるをえなくなったお気持ちは、計り知れません。

ブログの新婚のふたりのその後ですが、仕事を辞めて、見知らぬ土地での新生活、とくに昼間はひとりという環境で、当初はかなりストレスもあったようです。

しかし、旦那さんの紹介で、地域の人と知り合いになったり、日中の習い事などの薦めのおかげで、徐々に落ち着いていったようですs。

そして、今年の夏にふたりに子供が生まれる予定です。今は、誕生を心待ちにしているようです。

Nicoさんも、旦那さんが出勤されている間の時間、全く知り合いがいない中では、大変かもしれませんが、いかがでしょうか?旦那さんの会社の駐在員のご家族も近くにお住まいですと、いろいろ相談などもできていいかとも感じました。

私も、小さい頃、父の仕事で駐在を経験しました。日本駐在員や現地のスタッフ同士の交流会で楽しくやっていた様子を子供ながらに覚えています。

周囲では、旦那さんの海外転勤を機に、語学や現地の料理などを取得して、日本に戻られてから、その知識を仕事にしている方もいます

生活が落ち着いてきた際は、現地に住むNicoさんの視点で、香港の美味しいお店や魅力などを教えていただければ嬉しいです。

遠い異国で、奥様と一緒に暮らせるのは、旦那さんにとっては心強いと思います。赴任で不安な気持ちなのは、旦那さんも同じでしょうしね。旦那さんの夢が、Nicoさんとおふたりの夢になるといいですね!素敵な新生活を送ってください!

by yuichiroyu (2011-05-18 22:38) 

Nico

youichiroyuさん、
温かいメッセージを頂きありがとうございます!
ブログのお二人、幸せに生活されていらっしゃるようでよかったです!新しいご家族も増えるようで、おめでたいですね。

お書きのとおり、今はかなりストレスがたまってしまい、夫を責めそうになる自分がとても嫌です。大学卒業後ずっと仕事中心の生活だったので、頭を切り替えるのが難しいですね。

あまり焦らずに、徐々に慣れて、人の輪も広げていければと思います。また落ち着きましたらぜひ香港の情報などもシェアさせて頂ければ嬉しいです。
by Nico (2011-05-19 10:39) 

yuichiroyu

>Nicoさん
焦らずゆっくりと、美味しいものがいっぱいの香港を旦那さんと一緒に探索するのもいいかもしれませんね!Nicoさんの新しい発見楽しみにしてます!
by yuichiroyu (2011-05-22 11:49) 

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