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新型インフルエンザのニュースで知りたいこと [日記]

選挙会場に行くと、入り口には多数のアルコール消毒液、そして開票担当者は全員マスク着用。こういった対策は、多くの施設・場所で行われており、「他人にうつさない、うつらないようにする」という意識を高める上でも非常に効果的だと感じています。

ただ、ニュースやYahooトピックスなどで、「~県で、新型インフルエンザの死者 これで死者は何名」と、厚生労働省の発表を淡々と流し、「今後患者数の増加により死者は数千人に達する恐れ」、「強毒化する恐れも」といった内容で終始しまうと、実際のリスク以上に恐怖感を増幅させているように感じます。


一方、患者数は、すでに10万人を超えているにも関わらず、実際に感染し、回復した人が、どんな症状で、病院でどのような処方をされ、どの程度の期間で回復したのか、タミフルはどの段階で使用しているのかといった内容やデータがほとんど報道されません。

個人的に知りたいのは、上記のような内容で、「マスク売り切れ」の映像ではないです。

厚生労働省のホームページでは、症状や対応策などが記されているので、こういった内容や、現場の実情をもう少しテレビで発信していって欲しいと感じます。

厚生労働省 「インフルエンザかな?症状のある方々へ」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html#inful_02

ほとんどの症状は、通常のインフルエンザと同じか、やや軽い症状で数日のうちに回復しているとのことです。

厚生労働省 基本的対処方針より引用)

今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)は、 ① 感染力は強いが、多くの感染者は軽症のまま回復しており、 ② 抗インフルエンザウイルス薬の治療が有効である など季節性インフルエンザと類似する点が多い。

「季節性インフルエンザとの最大の違いは、季節性インフルエンザでは、高齢者が重篤化して死亡する例が多いのに対し、今回の新型インフルエンザでは、海外の事例によれば、基礎疾患(糖尿病、ぜん息等)を有する者を中心に重篤化する傾向がみられる。」との記述は、気になります。

怖いのは、むしろ症状が軽い患者が、自覚症状なく、周囲に2次感染を広げることのように感じます。そういった点では、ぜんそくや糖尿病などの持病を抱えている方や妊婦の方は、気が気でないかと思います。私の親も、持病を抱えているので、正直心配です。

ただ、これまでに15万人が感染し、新型インフルエンザが要因で亡くなられた方が判明しているだけでは、7名とのことで、感染しても99.99%以上の方が助かっているという事実を前向きに捉え、現時点では、「手洗い、うがいをしっかりしてね。」と伝える程度にしています。


「国立感染症研究所 感染症情報センター」発表の資料によると、毎年インフルエンザ,それに伴う肺炎などによる合併症で亡くなられている方は、国内だけで5,000人~1万人以上になるそうです。また、海や山での事故、交通事故など「不慮の事故」で亡くなる方は、4万人。新型インフルエンザの死亡リスクを確率的な側面で考えるときの、ひとつの指標になりそうにも感じます。


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megu

ホントにその通りだと思います。

実際に、ワタシの知り合いの知り合い(遠い話ですが)にも、インフル陽性の人が何人もいるようです。自覚症状が全くなくて、本人もビックリされてるパターンがほとんど。熱もなく、自宅療養で数日で回復されているようです。

マスクが品薄・空港や駅でマスク着用した旅行者の映像・恐怖感をあおる今後の予測を見聞きする度、本当にワタシ達が知らないといけない情報は別にあるように思ってしまいます。
2次感染を防ぐためにも。

by megu (2009-08-31 22:15) 

yuichiroyu

>meguさん
熱も出ない場合もあるんですね。それだと、本当に感染広がっていても気付かないかもしれません。

限られた時間の中での放送は大変かもしれませんが、冷静な判断が出来るニュースになってほしいですね。
by yuichiroyu (2009-09-02 22:58) 

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