大発会の日、東京証券取引所を見学 [投資]
昨年は、香港旅行の際に、中環の香港証券取引所に行きましたが、今年は、大発会の行われた東京証券取引所に行ってきました。
茅場町駅から徒歩3分程、日本橋駅からも近いです。
入場無料・予約不要なので、気軽に見学できます。ただ、取引が行われる平日の9時~16時までしか見学できないのが難点です。土日祝日は見学できないので、年始くらいしか機会がないです。詳細は、下記アドレスをご参照ください。
東証 : 見学のご案内 (東京証券取引所公式HP)
http://www.tse.or.jp/about/arrows/visit.html
入場時に金属探知機による手荷物検査を受けたあと、受付でパンフレットをもらい、見学開始。写真について確認すると、「見学コースでの写真撮影は問題ない」とのこと。香港の証券取引所は、写真撮影厳禁だったので、ちょっと嬉しい誤算。
まずは、東証Arrowsのマーケットセンターへ。テレビでもお馴染みの光景ですね。
説明によると、このマーケットセンター内での業務は、「取引時間中の市場内監理」、「売買成立後の売買審査」を通し、不正な取引がないかを監視する監理業務であり、売買業務ではないそうです。
TOPIXや国債の先物取引・オプション取引、株式、転換社債、REIT、ETFなどが対象とのことですが、大量の取引の中から不正取引を監視するシステムは、どうなっているのか気になりますね。
よくインサイダー取引のニュースをみるたびに、どういったシステムで摘発しているのかと思っていたのですが、システム以外にも東証の監視委員の地道な努力があるようです。
「企業がM&Aや決算、不祥事など重要な情報を公表した前後の取引について、監視委は株を売買した者と企業との接点を徹底的に調べている。本人や家族の勤務先のほか、学歴や職歴、口座の入出金記録などから交友関係もあぶり出す。 」asahi.com記事より
NHKのクルー。東証Arrows内には、各局のメディアセンターも完備されているので、報道関係者をよくみかけました。
赤い色の場所は、鐘が鳴らされる大発会の舞台。株式上場の際の記念撮影も、ここで行われてますね。
今日は、「arrowhead(アローヘッド)」と呼ばれる新システムの稼動開始日だったので、稼動記念セレモニーも行われました。
新システムも無事正常に稼動したようで、東証、システム開発を担った富士通関係者も安堵の1日だったのではないでしょうか。影響が大きい金融やインフラ関連のシステム開発は、本当に大変だと思います。
マーケット・エクスペリエンス・コーナーでは、証券取引の疑似体験ができます。学生に人気とのことですが、この日は、数人いるのみで、ほとんど使用されていませんでした。
1階には、東証の歴史に関わる資料が展示されている証券史料ホールがあります。
この日は、中国や韓国から来た人が熱心に見学していました。中国からの留学生と日本語で話をしましたが、将来は中国に戻り、金融機関に就職したいとのことでした。中国でも、新卒の就職難は続いているそうで、危機感は強いそうですが、上海では、金融業界の人材不足という話も聞くので、彼にとってはチャンスかもしれませんね。
展示品で、突然ぬいぐるみが出てきて、びっくり。優待券ではなく、株券そのものにキャラクターの絵柄が入った珍しい株券としてサンリオ社の株券が展示されていました。ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの株券は、キャラクターが入っていたのか気になります。
見学で印象深かったのは、証券取引所を見学した小学生たちの感想文の掲示です。
「今まで知らなかった世界を体験できた。こういった仕事もやってみたい」
働く場所、プロの現場を小中学生に見学させるというのは、教育面でいい試みだと感じます。知ろうとするきっかけになればいいですね。
また、感想文から、見学時の説明が、株式の仕組みを、投資という概念から始めるのではなく、企業が資金を調達し、事業の拡大をする機会を作り、最終的には、社会に貢献する機会を増やすという主張に重点を置いた説明であった点が感じられた点も好感がもてました。
気になったのは、「シェア先生の授業が分かりやすかった。」と、感想の中にたびたび出てくるシェア先生。これ、東証のキャラクターでした。昔、CMで見たふくろう博士に似てますw
シェア先生の経済教室
http://www.tse-kids.jp/index.html
分かりやすく説明されています。さすが、人気のシェア先生w
お土産のオリジナルグッズも販売されていました。投資関連の資料やカレンダーの無料配布などもあります。
帰りがけに、近くにある神社 兜神社では、証券会社の関係者と思われる方々が、願掛け後に記念写真を撮影していました。
みな願いは、同じでしょうか。日本経済の景気回復を期待したいですね。
茅場町駅から徒歩3分程、日本橋駅からも近いです。
入場無料・予約不要なので、気軽に見学できます。ただ、取引が行われる平日の9時~16時までしか見学できないのが難点です。土日祝日は見学できないので、年始くらいしか機会がないです。詳細は、下記アドレスをご参照ください。
東証 : 見学のご案内 (東京証券取引所公式HP)
http://www.tse.or.jp/about/arrows/visit.html
入場時に金属探知機による手荷物検査を受けたあと、受付でパンフレットをもらい、見学開始。写真について確認すると、「見学コースでの写真撮影は問題ない」とのこと。香港の証券取引所は、写真撮影厳禁だったので、ちょっと嬉しい誤算。
まずは、東証Arrowsのマーケットセンターへ。テレビでもお馴染みの光景ですね。
説明によると、このマーケットセンター内での業務は、「取引時間中の市場内監理」、「売買成立後の売買審査」を通し、不正な取引がないかを監視する監理業務であり、売買業務ではないそうです。
TOPIXや国債の先物取引・オプション取引、株式、転換社債、REIT、ETFなどが対象とのことですが、大量の取引の中から不正取引を監視するシステムは、どうなっているのか気になりますね。
よくインサイダー取引のニュースをみるたびに、どういったシステムで摘発しているのかと思っていたのですが、システム以外にも東証の監視委員の地道な努力があるようです。
「企業がM&Aや決算、不祥事など重要な情報を公表した前後の取引について、監視委は株を売買した者と企業との接点を徹底的に調べている。本人や家族の勤務先のほか、学歴や職歴、口座の入出金記録などから交友関係もあぶり出す。 」asahi.com記事より
NHKのクルー。東証Arrows内には、各局のメディアセンターも完備されているので、報道関係者をよくみかけました。
赤い色の場所は、鐘が鳴らされる大発会の舞台。株式上場の際の記念撮影も、ここで行われてますね。
今日は、「arrowhead(アローヘッド)」と呼ばれる新システムの稼動開始日だったので、稼動記念セレモニーも行われました。
新システムも無事正常に稼動したようで、東証、システム開発を担った富士通関係者も安堵の1日だったのではないでしょうか。影響が大きい金融やインフラ関連のシステム開発は、本当に大変だと思います。
マーケット・エクスペリエンス・コーナーでは、証券取引の疑似体験ができます。学生に人気とのことですが、この日は、数人いるのみで、ほとんど使用されていませんでした。
1階には、東証の歴史に関わる資料が展示されている証券史料ホールがあります。
この日は、中国や韓国から来た人が熱心に見学していました。中国からの留学生と日本語で話をしましたが、将来は中国に戻り、金融機関に就職したいとのことでした。中国でも、新卒の就職難は続いているそうで、危機感は強いそうですが、上海では、金融業界の人材不足という話も聞くので、彼にとってはチャンスかもしれませんね。
展示品で、突然ぬいぐるみが出てきて、びっくり。優待券ではなく、株券そのものにキャラクターの絵柄が入った珍しい株券としてサンリオ社の株券が展示されていました。ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの株券は、キャラクターが入っていたのか気になります。
見学で印象深かったのは、証券取引所を見学した小学生たちの感想文の掲示です。
「今まで知らなかった世界を体験できた。こういった仕事もやってみたい」
働く場所、プロの現場を小中学生に見学させるというのは、教育面でいい試みだと感じます。知ろうとするきっかけになればいいですね。
また、感想文から、見学時の説明が、株式の仕組みを、投資という概念から始めるのではなく、企業が資金を調達し、事業の拡大をする機会を作り、最終的には、社会に貢献する機会を増やすという主張に重点を置いた説明であった点が感じられた点も好感がもてました。
気になったのは、「シェア先生の授業が分かりやすかった。」と、感想の中にたびたび出てくるシェア先生。これ、東証のキャラクターでした。昔、CMで見たふくろう博士に似てますw
シェア先生の経済教室
http://www.tse-kids.jp/index.html
分かりやすく説明されています。さすが、人気のシェア先生w
お土産のオリジナルグッズも販売されていました。投資関連の資料やカレンダーの無料配布などもあります。
帰りがけに、近くにある神社 兜神社では、証券会社の関係者と思われる方々が、願掛け後に記念写真を撮影していました。
みな願いは、同じでしょうか。日本経済の景気回復を期待したいですね。
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